未然予防

フィジカルも侮れない 世の中にはメンタルヘルス疾患に対する強い偏見が存在すると感じることの一つに、体調不良をメンタル要因なのかフィジカル要因なのかを気にする風潮があります。 分かりやすく言えば、フィジカル要因だったら治ったら問題ない（元通り）けど、メンタル要因だったらレッテルを貼りたい（ずっと注意が必要）ということでし...

メンタル疾患は、再発率が高い疾患です。 メンタル疾患による休職から仕事に復職すると、「仕事に戻れた！」と、自信を回復できるのですが、なかなか完全回復には時間がかかります。 というか、もう一生でも、付き合っていく覚悟でいていただいた方が良いかもしれません。決して、それはネガティブな意味ではなく、「人生において、貴重な経験...

自己肯定感 カウンセリングをしていると、お悩みの根底に、「自己肯定感」の低さがある、と感じることが、少なくありません。 最近では、この「自己肯定感」という言葉もかなり一般的に聞かれるようになりましたが、改めて、「自己肯定感」とは何か、考えてみたいと思います。 これは簡潔に言うと、自分を肯定する感覚です。「私は私のままで...

私が悪いって言うの？ メンタル疾患を患ったり、休職の理由として、周囲の環境が原因となっているケースは多いです。 そんな人に、是非やっていただきたいことの一つが、周囲の環境に関する認識の見直しです。 具体的には、「自分で変えられることかどうか」を、今一度、考えてみてほしいのです。 このように申し上げると「私が悪いって言う...

～軸は何か･･･キャリコン的視点から～ 働くこと、そのものについて 考えてみたことはあるでしょうか。 働いている方からの相談を受けていると、 「働く」ということについて かなり漠然としたイメージを持たれている方が とても多いように感じます。 なぜそんなに 自分を追い込まなくては いけないのか。 なぜそこまで 頑張らなく...

相談の重要性は別で述べましたが、 誰に、どのような相談をすれば良いのか、 簡単にまとめておきたいと思います。 働いている場合は、 　①社内 　②社外 の大きく二つに分かれると思います。 ①社内 社内カウンセラーや社内産業医・保健師など、 相談窓口が設けられていることがあります。 ただ、ハラスメント相談窓口は、 法令によ...

～男女差から分かること～ 一生のうち、 メンタルヘルス疾患と受診される人の割合は 10人に一人程度と言われています。 （日本におけるデータです。） これは、 心療内科を受診して、 そのように診断された人の割合なので、 実際には倍以上いると言われていますが、 まずは10人に一人だとして、 その男女差は、 どちらが多いと思...