家族という存在

~サポートかストレスか~

休職すると、

基本的には自宅で療養することになりますが

同居している家族がいる場合、

その家族が

休職について理解があるかないか

これは大きな違いが出てきます。

自宅で療養している、

と言っても、

家族の理解がなく、

むしろ非難されてしまったりすると、

療養はもとより、

自宅にいるだけで

「針の筵(むしろ)」と

なってしまうからです。

仕事を休職する理由は、

身体を休めることもありますが、

ストレス源(仕事など)から

離れる、ということが

目的となります。

それなのに、

同居している

家族との関係が悪いと、

自宅で療養はおろか、

休職中も

ストレスにさらされていることに

なってしまうのです。

ストレス源が変わっても、

ストレスの負荷があると

回復のスピードも遅くなります。

人(家庭)によっては、

ほとんど回復(療養)することができず、

休職が長引いたり

いつまでたっても

復職できないケースもあるのです。

そうは言っても、

メンタルヘルスケアの重要性は

最近になってようやく認知されてきたところです。

日本では偏見も根強く、

知識や理解されない人も

かなり多いと思われます。

しかし、

休職中の家族のサポートは、

とても心強いものです。

そばに、一人でも良いので、

自分を理解してくれる場合と、

そうでない場合の

回復スピードには、

歴然とした違いが出てくるのです。

理解がない、

知識がない、という場合には、

たとえば、

どのように家族に伝えれば良いか、

主治医やカウンセラーに相談したり、

場合によっては

受診やカウンセリングの場に、

家族を同席させてもらうことも

できることがあります。

家族も、

メンタルヘルスや休職について

知識がないだけ、

ということもありますので、

こちらからお願いする形で、

同席する時間を

取ってもらうのも良いと思います。

また、

そのようなお願いを

することも難しいほど、

すでに関係性が悪い場合は、

まずは緊急避難的に

入院するのも手だと思います。

まずはストレス源から離れて、

療養に専念すること、

これが早く回復することに

繋がります。

もちろん、

復職後も関係性が続くことを

考えれば、

いつかは関係性を改善していくことも

考える必要が出てくると思われますが、

休職中には

あまり心的負担になるようなことは

避けた方が良いでしょう。

メンタルが弱っていると

判断力も鈍りがちですので、

休職中は大きな決断は避け、

しっかり休める環境を

整えることが大切です。

どうか、

静かに心落ち着ける環境を

整えてみてください。

おすすめの記事