いよいよ最後のステップとして、
再防止策を考えることになります。
Step2で原因究明がしっかりできていれば、
対策が自動的に導き出されることもあるのですが、
それほど容易に進まないのが現実です。
ここでは、
いろいろなケースを例に考えてみましょう。
■原因:長時間労働
業務負荷が高い、
長時間労働などの原因は、
環境要因が全面に出てきます。
しかし、
「では、業務を減らす」とはいかないのが
現実です。
もし、そのような対策にする場合は、
“どうやって”まで考えましょう。
上司に相談する?
では、なぜ休職前には、
上司に相談できなかったのでしょうか。
そこまで考え、
上司に相談するために、
何ができるか、を考えましょう。
また、上司に相談すれば、
業務は減ったのでしょうか。
もし難しそうな場合には、
別の対策を考えねばなりません。
■原因:人間関係
人間関係が原因の場合、
その相手が異動になったりすることを期待するのではなく、
同じ相手を想定して、
それでも再発しないためには、
どうしたら良いか、
を、考えてみましょう。
どのような点で困っていたのか…。
基本的に相手を変わってもらおうというのは得策ではありません。
明確なハラスメントなどのような法に触れることでもない限り、
人事からの指導は強制力はありませんし、
急に相手の態度や行動が変わるとは思えません。
単に相性ということであれば、尚更です。
なので、自分の考え方を変えたり、
対処を変えることはできないか。
それらが対策としては有効です。